1949-11-28 第6回国会 参議院 法務委員会 第4号
そういうことが重なつて行くことによつて、下級官吏の職務の執行に対しまして、監督権が強く発動できないという憾みもあり、国家自体が無理を強いておるのだから、それによつて間違いを起した場合におきましては、国家はその責任をとらなくちやならんという、こういう結果になるのでございますから、完全に職務執行を希望する以上は、それに対して彼らの働いたものに対して、相当する対価を拂わなくちやならん、かようなことについて
そういうことが重なつて行くことによつて、下級官吏の職務の執行に対しまして、監督権が強く発動できないという憾みもあり、国家自体が無理を強いておるのだから、それによつて間違いを起した場合におきましては、国家はその責任をとらなくちやならんという、こういう結果になるのでございますから、完全に職務執行を希望する以上は、それに対して彼らの働いたものに対して、相当する対価を拂わなくちやならん、かようなことについて
現在行政整理で、定員法によつて下級官吏及び公務員を首切ろうとする形が起つている。それに対する反対輿論がごうごうと起きていることも御承知の通りです。そういう輿論と高級行政官をふやすということについての、政治的矛盾をお感じにならないかどうかということをお伺いします。
行政整理によつて下級官吏の能率化を図りたいというのですが、数を少くして能率化を図るというお話なんですが、えて行政整理をやれば企業整備が当然これに伴つて起つて來ると思うのです。どれだけの数が整理されるかは、本多國務大臣の方からは御説明がされようと思いますが、恐らく相当労働市場に失業者が溢れるだろうと思います。
こうありまするが、これはちょっと字句に拘わるわけではありませんが、「重要でないものについて」ということがよく分らないのでありますが、或は二級官以上は直接人事院でやる、そうして三級官以下のものは他の機関に委任して行はせる、尚これは別に言葉に囚われるわけではありませんけれども、重要でないということもちょっと耳障りでありまして、上級官吏が重要であつて、下級官吏が重要でないということはないと思うのでありますが